2010年10月29日金曜日

全日本選手権 三ケ日青年の家での開催決定

 テーザー級全日本選手権の開催を予定していた三ケ日青年の家は、不幸にして発生した死亡事故により休止となり、同施設を利用しての開催が危ぶまれておりました。
 
 日本テーザー協会では、三ケ日青年の家での開催とした公示を出したものの、「変更の可能性がある」旨の、アナウンスをさせていただいておりました。
 
 10月26日静岡県教育委員会にて、11月1日より一部再開が決定されました。

 テーザー級全日本選手権は、当初の予定通り開催できる条件が整いましたので、すでに出した公示どおり開催することとなりました。
 
 再開はうれしいことではありますが、事故によりなくなった方がいらっしゃることは事実です。運営・選手とも、哀悼の意を持ち、そして安全に対する意識を高めて、大会を無事に実施したいと思います。

2010年10月26日火曜日

1つのレースエリアで複数のフリートがレースをする場合

 日本テーザー協会では、「相乗り」と称して、他のレガッタの中の1クラスという位置づけで開催する定例レガッタがいくつかあります。
 
 西日本選手権
 ミッドサマーレガッタ
 オータムレガッタ

等が該当します。

 これは、小さなコスト(お金に限らず、ヒトデなどを含め)でレガッタを開催でき、独自でレガッタを開催する力を持たないケースでは、とても意義の大きな方法です。
 また、他クラスの方々との交流も生まれ、"楽しみ"の面でもメリットを感じます。
 
 一方で、いくつかのデメリットもあります。
コース(内角)、やレース数、距離、書類などの調整に手間がかかることに加え、
「レース中、競争相手ではない他クラスの艇と絡む」
ことが、最大のデメリットとでしょう。

 先日開催された、オータムレガッタでも、優勝を争っていた艇が、最終レースの最終上マークで、OPとケースを起こしペナルティーターンを実施したとか。
 
 このようなレガッタでは、運営者はもちろん、選手にも特別な配慮が必要となります。
 
 この点をまとめた記事を見つけたので、ご紹介いたします。

http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-7a9a.html


以上

2010年10月23日土曜日

第2回関西練習会

第2回関西練習会ミーティングの概要

10月17日、芦屋において関西では2回目となる練習会が開催されました。和歌山、大阪北港、芦屋から10チームが参加し、微風~軽風のコンディションで、基本動作を中心としたビデオ撮影、短めの上下コースで5本のレース練習を行いました。運営艇として芦屋フリート、安澤さんのココキャットが活躍し、安澤キャプテン、中川さん、植田ジュニア、田中が練習をサポートしました。

海上練習後のミーティングでは、3チームの動作映像を見ながら良い点や改善点などについて田中よりコメントしました。

(ビデオ撮影の概要)

 目標となるマークを1個設置し、これを下マークに見立ててランニングからのラフを風上側から撮影。その後、スピード回復のための間をいれながらタックを5回、船尾方向から撮影。次に、スターボ・クローズからランニングにベア、ウィスカアップ、落ち着いたらジャイブを入れるが、これを横方向から撮影。最後に、ウィスカダウンし、マーク廻航、タック1回を行い、撮影終了としました。これらを1艇毎に全艇について行いました。

(事例とした3艇の動作のポイント)

<池田艇>

・ゆっくりとしたカーブ軌道のタック。スピードロスが少ない。

・微風上りでのセールカーブが良い(適度なリーチツイストと深さ)。

・ベアでセールが十分展開できていない。ジャイブも同じ。

<石川艇>

・ロールタックでスキッパーが風上に移動しながらトラベラーを引いている。

・下マーク廻航が適度なヒールで良く加速している。

<南屋艇>

・上りでのバランスが良い(わずかなヒール)。

・ロールタックではクルーの体重移動が効いている。

・メインセールのリーチが閉じすぎ、やや浅い。

(各動作のポイント)

○ランニングからの下マーク廻航

 ・マークへのアプローチは、マークに対してどの位置をねらうか、ポイントを設定してアプローチする。マークアプローチは、スピードが落ちやすい時間なので気をつける。

 ・微軽風では、船のヒールを利用してラフする。

 ・風向きがはっきりしない微風下では、クローズはどの向きかをあらかじめ意識して、ラフすれば、上り足らない、上りすぎを防ぐことができる。

○ロールタック

 ・極端に風が弱い時や艇の下受けをするクイックタックを除き、舵の使い過ぎに注意。ティラーの先がガンネルからでない程度を目安にしている。船はゆっくりとした軌道で回す。

 ・艇速が出ているときには、船は良く回るので、このような時にはなおさら舵の使い過ぎに注意。

 ・ロールタック後の体重移動は、船が起きすぎないように気をつける。スキッパーは様子を見ながら移動する余裕がほしいところ。また、新しい上側への移動とともにトラベラーを引きこむと効果的。

○ランニングへのベア

 ・できるだけ早くセールを広く展開する(サイドステーに当たるまで)ことが重要。そのためには、トラベラーを切る、メインシートを送り出すこと。

・風が弱い時には、いったん出たブームが戻ってこないように、スキッパーは風下側に体重をかけるなど、ウィスカアップ作業中にも船ができるだけすべるよう配慮する。

○ライニングでのジャイブ

 ・ベアと同様、ジャイブ後にブームを広く展開することが大事。

 ・ジャイブ時のロールでバテンを確実に返すよう、スキッパー、クルーのいずれかがメインのテークルを持つ。これは42条違反対策にもなる。

(各艇のセッティング確認)

 参加10艇について、①ジブラフの全体長、②リグの張り具合、③ダイヤモンドステーの張り具合、④センター、ラダーのガタの有無を確認した。

① ジブラフの全体長: 4120~4160mmと差があった。豪のトップチームは4140mmの中央値付近にセット。日本でもチームの体重により差はあるが4140~4160mmが多いと思う。

② リグの張り具合:陸上でマストを立てた状態(サイドステーは1番前)で、ラフがかなりたるんだ状態の緩いセッティングの艇、軽くテンションが入っている艇、その中間くらいの3パターンに分けられた。緩い艇は、軽風でも上りでサイドステーを一番後ろに引いている。下りではかなりパワーが得られるとのことであった。一方、張っている艇は、風速に応じて徐々に後ろに引くようセットしている。田中の所感としては、緩い艇では順風およびそれ以上でジブラフのテンションが足らず、オーバーパワーになりやすいと思うので、軽量チームには厳しいと思う。

③ ダイヤモンドステーの張り具合: 張り具合はマストのベンド量を決める。緩い艇は、普通に握ってウィスカポールのアイでステーがマストにつく程度、マストに着かないくらい張っている艇もあった。グースネックからウィスカポールアイのあたりが最近の主流ではないか。

④ センター、ラダーのガタ: いずれの艇もセンターケースはきつく、ガタはないようにみえた。底側のカーペット部ですきまが生じている可能性があるので、横倒しした状態でもガタの有無を確認した方が良い。ラダーが水の抵抗などであがらぬよう、ショックコードのテークルなどを入れると良い。

(Q&A)

・上りではセンターはどの程度入れているか。

→起こしきれる風までは全部入れている。リーウェイが少ない気がする。江の島の練習会で行った情報交換では、佐藤艇もかなり入れているとのことだった。強風では、デッキレベルまで上げるという重量チームもある。

・クローズでのセンターの入れ方、つまり前後へスィングさせることはあるか。ないのであれば、現在のセンターケースのパットはかなり前後の余裕があるので、もっとせまくすべきではないか。

→基本的にまっすぐに入れている。微風でウェザーヘルムを出すために前にスィングさせることはある。

(以上)

報告:田中

2010年10月22日金曜日

審議5 「8 .総会の承認事項」 中間決算から次年度予算へ変更

現在、「会計報告」について、総会決議を必要としてます。

しかし、

・総会開催までの、約半年分しか対象とならない
・仮に「否決」でも、すでに使ったお金であり、いかんともしようがない
・不法行為がない限り、会長や理事個人からの弁済も非現実的である

という問題があります。


そこで、会計報告に変え、「次年度予算」を決議事項とすることを提案いたします。

次年度、どのように費用を使うのかにについて決議いただき、翌年の理事会は予算に従い協会を運営することを考えています。


 もちろん、チェックとして「報告」することは必須ですが、報告には決議を不要とし、報告をみて不適切と思われる点は、次年度予算で改善するよう審議いただければと思います。

 したがって、この項目を
 
( 2 ) 次年度予算

と変更することを、提案いたします。


審議4 「6 .理事及び理事会」へ追加

6 .理事及び理事会

の項目では、会長や理事の決め方について規定されていますが、理事会の役割、決議方法についての定めがありません。

そこで、理事会の役割範囲、理事会での決議方法を(6)として、

(6)理事会は「7 . 総会承認事項」に定められていない事項について決議し、本協会を運営する。理事会の決議は、会長を除く理事の過半数をもって決する。決議には半数以上の理事の参加を要する。兼任に関わらず、理事1 名につき1票の議決権を有する。理事会の決議が同数の場合、会長によって決する。

と定めることを提案いたします。

 役割については、現状を追認する内容です。

審議3 「5 .会 員(2)」の削除

( 2 ) 当該年度に本協会が主催するレースに参加する場合には、乗員のうち少なくとも1 名が当該年度の各国協会員でなければならない。但し、会長が特別に認めた場合はこの限りでない。

と定められています。

 そもそも、協会規則は公示、帆走指示書にあえて記載しない限り、レースに適用されません。

 仮に協会規則をレースの適用規則とすると、テーザークラス規則と下記コンフリクトを生じます。
 
 乗員の最低1名が、各国テーザー協会の会員でなければならないことは、テーザークラス規則C.7.1に、すでに定められています。
 
 また、「会長が特別に認めた場合」は、日本テーザー協会規約上はOKとなりますが、テーザークラス規則C7.1には反してしまいます。
 
 「テーザーの普及」を考慮し定めた規約だとは理解しますが、テーザークラス 規則に反する以上、その実行力は皆無ですので、削除を提案いたします。


--------------------------------------
なお、(2)を削除した場合、項番が(1)のみとなり意味を持たないので、番号を廃し、

5 .会 員
本協会の目的に賛同し、別に定める「会員規定」を満たし、当該年度の会費を納入したものが本協会の会員となる。
会員は、本協会が主催するすべての行事に参加する権利を有する。総会の議決において1 票の投票権を有する。

となります。

審議1,2 「3 事業」の変更

 本項目は、本協会が実施する事業を定義しています。
 
( 6 ) その他、本協会の目的を達成するために必要な事項。 

以外は、具体的に「実施しなければならない義務」を列挙しております。


■( 2 ) 愛好者名簿及び会報の発行。
 この規定が定められた以降、愛好者名簿と称して、会員およびかつて会員であった方。会員ではないがレガッタや行事に参加された方、関連業者の住所氏名、勤務先などの詳細な情報が、年に1度程度配布されておりました。
 
 しかし、この数年、「愛好者名簿の発行」を実施しておりません。
 
 本協会は、個人情報保護法に定めに該当しないとはいえ、個人情報に関する昨今の風潮を鑑みれば、住所、氏名、電話番号、勤務先などのリストを発行(配布)しないことは、規約に反していたとはいえ、適切な運用と考えます。

 そこで、「規約を変えて発行を辞める」ことを提案いたします。
 愛好者名簿の管理を残すのは、長年にわたる「人としてのお付き合い」の関係上など、協会として本名簿の必要性は継続するためです。
 
 また、「ウェブサイトの管理」は、すでに「やってもやらなくてもいい」という位置づけになく、協会として必須の事業であるとの判断に達し、これを追加することといたしました。
 
 その結果、本項目を
 
「愛好者名簿の管理、会報の発行、並びに、ウェブサイトの管理」

と変更することを提案いたします。


■( 4 ) 世界テーザー協会の日本リージョンとしての活動及び国内ルールの制定、改正

 ここでいう「国内ルール」とは、テーザークラス規則の国内版を指すと理解しています。
 これは、クラス規則を変更してレガッタを開催する際の手順を定めた、テーザークラス規則解釈29が規定される前に規定されたものです。
 
 現在は、セーリング競技規則(RRS)とテーザークラス規則解釈29に従い、クラス規則を変更してレガッタを開催することができます。
 
 したがって、日本独自の規則を作る必要はなく、むしろそういったローカルな対応は避け、「RRSとクラス規則に従う」方法が適切と考え、「国内ルールの制定、改正」を除外することを提案するものです。

結果、本項目を

( 4 ) 世界テーザー協会の日本リージョンとしての活動

と変更する提案となります。

■補足
 (1)〜(5)は、本協会が「具体的に実施しなければならない義務」を列挙したものです。仮に今回上記を決議いただいたとしても、

( 6 ) その他、本協会の目的を達成するために必要な事項

に該当すると考えれば、「愛好者名簿の発行」も「国内ルールの制定」も、規約上実施可能です。

 今回の提案は、
 
「義務からはずし、任意項目とする」

という位置づけになります。

【総会予定議案】日本テーザー協会規約改正案

会員各位

 本年度総会に向け、規約の改正案を提出いたします。

改正の理由は
 ・実情に合わなくなった
 ・各種規則上問題がある
ということです。

詳細は
http://www.tasarjapan.org/membership/2010JTAconstitution.pdf
に掲示しています。

今回、審議いただくのは「審議1〜審議5」までの5点です。

そのほか、今回は改定を提案しませんが、議論を行っている点を御参考のために付記しております。


 審議ポイントについて、少々ご説明申し上げますので、会員の方々はコメントにてご意見、御質問をお願いいたします。
 ご質問や、評決前に皆に知ってもらいたいご意見は、事前に本サイトで交わしていただき、総会の場ではそのプロセスを減少したいと考えています。

2010年10月20日水曜日

【総会予定議案】クラスルール変更提案

クラスルールの変更が提案されています。

http://www.tasar.org/index.php?option=com_content&view=article&id=44:-proposed-changes-to-the-tasar-class-rules&catid=49:2010&Itemid=3

JTAでは、WTCAでの投票に進むようであれば、今季のJTA総会で決議いただき、その結果を持ってJTAとして投票することになります。

 規則の概略は、

・新しくリリースされたパーツを、既存の艇に交換・装着してよい。
・RCBトラック取り付け方法のルール化(これまでは、解釈に記載されていました)

 しかし、

・クラス規則の基準としている、メートル単位を使っていない部分がある。
・バッキングプレートの長さが長すぎて、ガンネルに収まらない

などの問題点にJTA理事会で気付き、特に2点目については国内ディーラーであるパフォーマンスセールクラフトジャパンからも指摘してもらっています。


なお、変更部分の日本語訳(案)は下記のとおりです。

----------------------------------------------
C2.1(f) 建造仕様の変更が承認され、艤装品、スパー類、セールやランニング。リギンなどが変更された新艇がビルダーより提供されたとき、すべての他の艇で新しいパーツを使用または改装してよい。


C.2.2(o) 下記または同等の艤装品で構成される、19mm RCB システムを使ったシェラウドドラックとカーを設置してもよい。

・Ronstan RC11902 カー
・Ronstan RC11980 トラックエンド
・Ronstan RC1190-1.0 トラック
・Clamcleat CL 268AN クリート
・Ronstan RF 1850S シャックル
・トラックの両端からおよそ75mmはみ出る長さの、中空ではない18mmの合金また
ステンレス棒の、負荷分散用バックプレート
・撚られたか編みこまれた4mmロープ
・ロープの摩擦低減のために、U字型のピンをクリートに設置してもよい。

バウのUボルトと前側のトラックエンドのボルトの穴との距離は、付則3に示すよ
うにデッキレベルで計測され、最低2125mmかつ、最大2135mmでなければならない。
カーの可動範囲は、140mmを超えてはならない。

各パーツは、付則3に示すように設置されなければならない。


付則3 RCBシェラウドトラックとカーの設置と計測
トラックは、ガンネルの溝に填めたバックプレートまたは棒にボルト取り付けられねばならない。 トラックの両端は、1/4"または同等のボルトが使用されなければならない。他の一つか二つのボルトは、 3/16"か1/4"またはこれらと同等でもよい。
既存のCセクショントラックを取り換えるためにトラックが改装される場合には、既存のトラックと新しいトラックのボルトのセンターラインは、同じでなければならない。

世界テーザー協会WEBサイト一新

世界テーザー協会のWEBサイトですが、デザインが一新されました。

http://www.tasar.org/

エグゼクティブセキュレタリーが、カナダのリチャードスペンサーから、オーストラリアのクリスパーキンソンに変わったため、それに応じてWEBサイトの管理担当も変わったようです。

ぐっとグラフィカルになり、現時点のトップページは和歌山ワールドの写真で、そのセンターを張るのは、シングルに入り込んだ期待のニューフェイス、坂間親子!!!

 さまざまな議論も行える構成になり、クルー体重規則を含めて、議論が行われています。
 
ご注目ください!

2010年10月13日水曜日

パーツ供給メーカーの統一について

2010年9月13日付けのChris Parkinson(WTC事務局)ら3名のメールにおいて、「パーツ供給メーカーの統一」の提案があったことは、このJTA通信において既報のとおりです(9月20日付け)。その後、WTCでは、各国からの意見が提出されています。以下のその概要を記します。英文メール本文はこちらを参照ください。

「パーツ供給メーカーの統一」についての意見

北米の意見①(NATA会長、WTC副会長Tony Norris)9月14日
・提案された部品を義務付けることに、断固、反対である。どの部品も船の性能に影響しない。また、提案から実施まで2ヶ月しかないことに非常に苛立たしく感じている。
・特に大反対なのは、プラスチック製のラダーガジョンである。壊れやすいからである。
・ラダーヘッドも高価な部品ということもあり、性能が優れているという点がなければ、採用すべきではない。
・グースネックは、旧型のブームに合うのか、新型の29er型のブームに合うのか。
・グースネックを取り付けるためのマストのドリル穴は、旧型のものと同じか。
・提案のラダーヘッドに合うガジョンは、北米仕様と同じか。
・提案のマストプラグは、古いマストに合うか。
・ローテーションストップやバング取り付け部品は、旧型のブームに合うのか。
・標準化を図るのであれば、船の性能を考慮した議論に基づくべきである。もし、今回の提案が設計者の経済的な都合によるものならば、新しく作るテーザーに付けてもらえばいい。設計者の経済的な都合によってクラスルールが左右されるべきではない。ブームについて言えば、29er型の新型のブームについての議論がまったくなかったが、今回の提案の部品よりはずっと大きい影響を持っている。
・北米ではテーザー人口が減っている。今回の提案を実施すると、新規のテーザー乗りを惹きつけないばかりか、古い船を持っていてレースに復帰しようとする人々を落胆させてしまうことになる。

北米の意見②(Jonathan McKee)9月22日
・Tony Norrisの意見にすべて賛成。新規の船の艤装を変えるのは設計者の自由である。ただし、すでに保有されている船のルールに適合した部品まで変えさせるべきではない。性能に影響をほとんど及ぼさないのに、新たに金をかけさせることをすべきではない。
・オーストラリアがテーザークラスの中心なのは承知しているが、このような問題には、北米の意見も聞いていただきたい。

日本の意見(JTA会長Haruyuki Yamamoto, JTA国際事務局Yoji Ishikawa)9月28日
・提案内容について詳細がわからないと判断できない。
・次の情報を提案したそれぞれの部品について提供していただきたい。
問題点、変更の理由、部品・供給メーカー選定の理由、競合品との比較、
価格、部品仕様と写真
・テーザー所有者に経済的な負荷をかけるので、慎重に検討したい。

諮問委員の意見(Richard Spencer)9月30日
・基本的に、各国で同じ部品が供給されることには賛成する。
・船の性能が変わらない条件での艤装の変更を認めている「クラスルール2.1.(a)」を改訂すべきである。
・プラスチックのラダーガジョンは、北米ではしばしば壊れているので、採用すべきではない。
・新しく出てきた29er型のブームは標準なのかどうか。提案されたバング取り付け部品は、旧型、新型のブームに合うのか。
・鋳造合金のラダーストックが壊れやすいことは考慮したのか。
・世界選手権での上位チームに部品の変更を課すルールは撤廃してほしい。クラスの発展に貢献しない。
・上記の理由で、現在の形のままでは提案に賛成しない。

オーストラリアの意見(ATC会長Michael Paynter)9月30日
・ATCの理事会に諮ったところ、以下の意見があった。
・プラスチックのラダーガジョンについては、心配の声が多かった。
・鋳造合金のラダーストックの信頼性についても心配の声があった。
・他の部品については、選択した理由を知りたいとか、性能や安全に影響しなければ必要ないのではないか、との意見もあった。
・その他、特にセールなどがそうだが、オーストラリア内では、他国に比べ高価なのではないか、との意見があった。
・提案したいことがある。一つは、2010年11月1日から実行に移すのは時期尚早ではないか、という点。二つ目は、テレビ会議などを使うなりして、WTC内で議論を尽くすべきと考える。

設計者の意見(Frank Bethwaite)10月4日
・Richard SpencerおよびMichael Paynterの意見を受けて、プラスチックラダーガジョンについての提案は取り下げることとする。

ヨーロッパの意見(UKTA会長John Tripp)10月7日
・パーツ供給メーカーの統一をしないとワンデザイン原則が守られないとしているところに問題がある。供給メーカーが複数あってもワンデザイン原則は守られる。地元のメーカーから供給できれば経済的である場合がある。
・設計者の経済的な都合を優先して今回の提案がされているのではないか?
・私の考えでは、今回の提案はワンデザイン原則を追及しているようには見えない。というのも、今回のリストでは、船の性能に影響を与えるような部品が触れられていないからである。たとえば、切り詰められた部品、細いロープ、バテン、ブーム、フォイル、ラダーストック。
・どのパーツが一般的なメーカーから得られ、どのパーツがテーザーに特殊なものなのか、そんなリストを見たかった。特殊なパーツについては、それが経済的だと思えば設計者から買えるし、望めばほかからも買えるような選択肢が与えられるべきだ。
・私の考えでは、目的、計画について合意をはかったうえで実行にうつすべきであり、それによってテーザーが存在するすべての地域で納得してもらえるようになる。オーストラリア以外の国々の人間が、テーザーはオーストラリアのボートなんだからと思ってしまうようだと、クラスの継続はおぼつかないし、ましてやオーストラリア以外の船を増やすこともできなくなるだろう。世界中どこでも供給パーツをひとつに統一してしまうようなことをすると、他のクラスに張り合っていくことはむずかしくなっていく。なぜなら、他のクラスでは、並のメーカーがパーツを製作できるようになっていて、地元で安く早く手に入れることができるからである。

WTC事務局のコメント(Chris Parkinson)10月4日
・いただいた意見をもとに、設計者などと再度議論する。
・実施に移す前に、かならずもう一度WTCメンバーに諮る。

                                     以上

第2 回JTA 関東合同練習会@江ノ島 練習メニュー

江ノ島練習会の練習メニューをいただきましたので、投稿します。
下記リンクをクリックしてください。

第2 回JTA 関東合同練習会@江ノ島 練習メニュー

2010年10月12日火曜日

JTA第2回練習会 in 江の島 ミーティング概要


田中さんからいただいた原稿を代理投稿します。
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 江の島の練習会では、変化の大きな北風の中でセーリング練習におけるポジションの合わせ方の確認およびスタート練習、コース練習を行いました。また、ミーティングではお互いの船のセッティングやセールコントロールについて話し合いました。レースの際には、このような話をまとまってするのは難しく、大変良い機会であったと思います。ミーティングで話題となった事項と参加者のコメントは以下のとおりです。また、ミーティングに参加できなかったセーラーからも助言をいただきました。

○ジブラフの全体長
・  マックスの4160mmにセットしている。マストがより立つとクローズでバウがささる感じ/ブローで前に進みにくい印象がある。レーキが低くなる分フリーでは不利を感じる。(佐藤)
・  和歌山ワールドではマックス近くにセットしていたが、フリーでのスピードアップを目的に中央値の4140mm近くにセットし、リグのセットを緩めにしている。(田中)
・  プーケットワールド以来4150mm近くにセット。以前4130mmくらいを試していたが、マイラーセールのバランスでは、クルーウェイトがあっても少し後傾した方がよい。(小松)
・  数値は忘れたが、アフターレーキさせるためなるべく長めにセットしていたはず。(軽部)

○リグのセッティング
・  軽風から強風までのオールマイティなセッティングを目指している。現在のセットは、陸上で一番後ろまで引ききった状態で、LOOSのばね式テンションゲージでフォアステーが「13」くらい。マストが逆ベンドした状態で測ることになるなるが、数値としては一応の目安になると思っている。ただし、気温によって値は変わる。(佐藤)
・  すべての風を一つのセッティングで対応する方法と、強風で半ピン詰める方法がある。(田中)
・  テンションは割りと高い方がクローズでは有利だが、それではフリーで全く勝てなくなるので、サイドステイのマックスをある程度の強風でもなんとかクローズを走れるくらいにしている。強風で半ピン詰めるかはクルーの技量による。(小松)

○クローズでのリグのテンションと調整
・  下側のリグが多少緩むくらいにセットするようにしている。(佐藤)
・  一番後ろまで引ききっている。(山村)
・  北米のセーラーもしっかりメインを引いた時に下側のリグが緩むくらいが良いといっている。下側が緩むとは、メインを絞り込んだ時に少し緩みがあり、ラルでシートを多少緩めたときに緩みがなくなる程度だと思っている。(田中)
・  ハイクアウトできる風域では、両方とも一番後ろまで引ききっている。加えて、メインテンションを入れて、トリムはトラベラーを使用する。それ以下では、サイドステイについては真ん中か少し緩めるか、長いパフや全体的に風が弱くなった時などで変えている。全く引かないことはない。(小松)
・  風速4mぐらいからサイドを引き始め、風速が上がるにつれて段階的に引き込んでいく。ジブラフのテンションを見ながらサギングを抑えるようにしている。(軽部)

○カニンガムの使い方
・  セールの深さを調整するため、比較的軽い風から入れ始め、強い風ではかなりひいている。(田中)
・  強風などで引くことがある程度。(小松)

○バングの使い方
・  パワーのコントロールにかなり使っている。(佐藤)
・  クルー(の体重)によってバングの使い方が異なる。(山本)
・  リーチの柔らかさを残すため、ダクロンのときよりも引く量は減っている。トラベラートリムを併用している。(田中)
・  クローズでは、強いガストなどを逃がすために強く引き、ガストが抜ければ緩める(弛みをとる程度)。フリーでは、基本的にはブームが水面と平行くらいにバングで制限している。ツイストさせて走る方が好みであれば、緩める選択もあり、走らせ方は好みによる。(小松)

○アウトホールの調整
・  クローズで一番緩めた状態で、こぶし1つ(ブームとセールの間)が入る程度(佐藤)
・  同上。リーチングで必要な長さでカットし、それ以上出すことはない。デッドランでは出していない。(小松)

○ルーズなジブラフでのフリーの走らせ方
・  独特の走らせ方があるように思う。ある程度ジブを引き目にすること、(ジブをつぶさないように)バウの向きを調整することを試している。(田中)
・  ブローを見て、ブローが入る時に引く。ラフがつぶれる手前を維持する。見かけの風の問題なので、ヘルムスが少しベアすることによってカバーする。(小松)

○ランニングのバランス
・  アンヒール気味にして走らせている。ジブがはらむ風であれば、アンヒールさせることで小さな波にあわせて抵抗なくベアすることができる。弱い風ではクルーがコクピット内で立つような姿勢になることがある。(田中)
・  フラットを基本として、強弱で前後の乗艇位置が変わる。かなりの微風では、接水面積を減らすことが重要。テーマが若干異なることだが、ウィスカーが張り難いコンディションでは、もう片方のジブシートもテンションをかけて張るとよい。(小松)

○(上りでの)センターボードの入れ具合と前後スィング
・強風ではデッキレベルまであげている(石塚、野嶋)
・軽風では全部入れている(佐藤、田中)
・  微風ではウェザーを作るため多少前にふることがある。(田中)
・  基本的に入れた方がよい。(小松)

○スタートのポジショニング
・スタートラインに近い位置で待つと、加速のルームがない、下につきあげられるなどデメリットが大きい。遅くとも1分前にはポジションを確保するため、位置に着くようにしている。(佐藤)

○練習会の内容
・船が多く集まる機会なので、スタート練習は有効。(久礼)
・セーリング練習は3ハイか、2ハイが望ましい。(山村)
・海上でのグループ内の意思疎通をよくするため、出艇前のグループ内打ち合わせが重要(山村)
・セーリングの差が乗り手によるか、船によるか、セールのセットによるかを判別するため、乗り手の乗り換えが有効である(池田)
・練習会ではコンディションが限られるので、走り比べは普段の練習の機会が重要。(佐藤)
・走り比べの時間を多くとれるのであれば、グループメンバーを入れ替えて多くの艇と走る機会があると良いと思う。(軽部)

2010年10月6日水曜日

10月2日開催 理事会の概要

オータム終了後、江ノ島ヨットハーバーで、理事会を開催しました。その概要についてお知らせします。

●全日本準備状況
 三ケ日青年の家がいまだ休止中であること。全日本開催日までに再開するかどうかの判断は、10月末〜11月中旬となりそうなことが、報告されました。
 同時に開催地の変更も検討しているが、変更の場合、民間施設の利用となるため、エントリーフィーの増加の可能性が高いことが報告されました。
 理事会としては、エントリーフィーの増加幅が非現実的となってしまう場合には、協会の繰越金を引き当てることも検討することを、申し合わせました。
 
●総会議案について
 会員から議案の提案はなかった旨が報告されました。したがって、議案は理事会発案のもののみになること。それを受けて、議案(案)が提出され、審議いたしました。

●来年度イベントについて
 スプリング、西日本選手権は、例年通り開催の方向。
 ミッドサマーは、猪苗代オープンレースが来年も開催されるようならば、例年通り相乗りさせていただいて、開催。
 全日本は、イギリスワールド参加チームが支障なく参加できる日程(コンテナ到着後)とすること。場所は、関西水域と葉山が手を上げているが、両者にもう少し詳細に検討していただき、近々決定することとしました。
 和歌山メモリアルについて、和歌山でのレースに相乗りさせてもらう形で、コストを抑えて定例化を目指すこととしました。
 
●会員管理システム
 会計、国内事務局の管理不可を減らし、小さなタイムラグで、会員状況を確認できるシステムを構築中であり、その進捗が報告されました。
 システムの特徴として、WEBまたは携帯で、会員が会員番号・パスワードを入力すると、「会員であることの証明」を示す画面を表示できる機能を設けます。(会員証としての利用)
 また、氏名、居住都道府県程度の限られた情報を、レース運営者が閲覧でき、確認できます。これは、パフォーマンスセイルクラフトジャパンでも閲覧でき、会員向けサービスを実施していただきます。
 
●会員状態未確認によるトラブルについて報告
 西日本選手権で、JTA会員でないままレースに出てしまい、その後2ヶ月会費未納のままである、という事例が起きたが、対応が遅れたためにレガッタ自体に対する対応を取ることはできませんでした。
 会員管理システムの稼動により対策するとすると共に、トラブルは速やかに報告いただくよう、イベント担当理事より主管フリートに徹底します。
 あわせて、JTAへの入会、継続啓蒙活動を実施する。例えば、年度末に次年度の会費納入をお願いすることとします。また、特に大きな負担となるレガッタ受付時の入会申込に、抑止を目的としてペナルティ(追加金)を徴収する。などなどを継続検討することとしました。
 
●規約改正案
 現状に規約が即していない点がいくつか発生しているので、本年度総会で規約改正を議案として提出する予定。その内容について討議された。改正案は、総会前に公開し、ご意見質問を事前に賜り、総会での意見質問を短時間で済むよう努力することとしました。

●C6に関する対応
 過去のJTA通信でお知らせしているとおり、C6に対する議論が発生している。
対して、理事会では必ずしもスピーディに対応できないので、C6に強い思いをもっている方々で、ワーキンググループを作ってもらい、「個人の立場」あるいは「理事会の諮問委員の立場」のいずれかで、議論検討していただくという提案がありました。
 ワーキンググループの設置については、大筋合意が取れましたが、ワーキンググループの立ち位置について、個人か理事会の諮問委員会かは結論が出ず。メール媒体による継続審議といたしました。


以上

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