2019年9月29日日曜日

2019WTC報告


2019年ワールドカウンシルは、イギリスワールドが開催されたヘイリングアイランドセーリングクラブにおいて、
7月29日に開催されましたので、その概要をお知らせします。

 

JTAからは、植田理事、井上さん、山本さん、上松さんが参加されました。

議事録は世界テーザー協会のホームページに掲載されています。


 

JTAでは、日本からのリージョンレポートとして、
2017年~2019年ワールドまでの活動報告とともに、

今年実施されたルール改正投票に関するJTAの対応報告と今後の対応について要望を出しました。

また、2021年5月に開催されるワールドマスターズゲームズイン関西において、セーリング競技が和歌山セーリングセンターで開催され、テーザー級が二人乗りディンギーの種目として採用されることともに、大会日程やチャーター艇の準備を行うことなどの案内を行いました。

これらの内容についても、上記議事録のリンク先(Region Reports)でご確認いただけます。

以上

2019年9月9日月曜日

メジャラー会議@Hayling Island の報告

JTAメジャラーの軽部です。
イギリス、Hayling Island Sailing Club で行われたメジャラーミーティングの概要をお知らせします。
メジャラーミーティングには上松さんに出席してもらいました。

1)カーボンマストについて
カーボンマストへの移行が議題にあがりました。
端緒としては、アルミマストの供給の問題(ワールド全体で在庫が無いと思われた。後から、数年分は残っていることが確認された。)があり、カーボンマストへの変更提案がデザイナー側からあったようです。コスト的にもカーボンマストの方が安い可能性が高いとのことです。いずれにせよ、前回のセンターケースの経緯(新しい形状の艇が販売された後に議論になった)も踏まえ、デザイナーはクラスとして進めたいという意思があって初めて検討を進めるとの考えのようです。

その上で、メジャラーの意見としては以下の点が挙げられました。
・パフォーマンス:可能な限り同等、少なくともアルミより劣らないこと
・セール:同じセールが使用できること
・2セクションマストであること
・場合によってはオートローテーションの機構を取り入れる

今後の進め方は以下のようになる予定です。
・メジャラーでカーボンマストの利点と欠点を大まかにまとめる。
・各国で、その利点欠点を考慮した上で変更したいか意見をまとめる
・全体の意見を集約してクラスとしての意見をまとめる。
・カーボン賛成となった場合には、デザイナーに上記条件でモデルマストを作成してもらい、各国に配布してテストする
・テスト結果を基に議論を進める

以下は私からの補足です。
カーボンマストは過去にも導入を検討したものの開発が断念されたことがあります。その時はクラスとして積極的な姿勢でなかったのが主な要因でした。
今あらためて考えると、軽くてコストも妥当でアルミマストと著しく性能差が無いカーボンマストなら導入を進めても良いのではと個人的には思っています。まったく同じパフォーマンスというのは現実的に不可能だと思いますが、ほぼ同等から少しだけ良いぐらいのパフォーマンスというのは目指すところとして妥当だと感じます。
通常は壊れた時ぐらいしか買い替えることがないものなので、カーボンが導入されたとしてもクラス全体に普及するまでに時間がかかるかもしれません。よほど性能が良いものであれば一気に買い替えが進むかもしれませんが、それはそれで既存のアルミマストとの性能差が大きいという公平性の問題があります。
またカーボンに移行しないとしても、今後もアルミマストが安定的に供給できるかという点も気になります。

2)クルーウェイト
クルーウェイトルールを撤廃することが話題になりました。オーストラリアのビクトリアでは、C6で定められたバラスト搭載重量を最大12kgから最大4kgにクラスルールを変更してレガッタを実施しているようです。
ただC6撤廃に対しては、オーストラリアの一部ではクラスの存続を危惧する考えが依然として強いようです。彼らは重量級チームが離れていくことを懸念しています。一方でチーフメジャラーからテーザーの最適体重は過去130キロだったが、現在では140から145という意見が多いということを述べられていました。

また、日本からは体重計測のタイミングの問題*について意見を出し、各国のメジャラーもそのリスクについては認識・納得してくれました。ただ明確な結論は出ないまま終了しました。
(*クラスルールでは体重計測をするタイミングは限定されておらず、レース後にハーバーバックしてから体重計測することもあります。登録時の体重計測では問題なくても、レース後に予想以上に減量していて、失格となってしまうこともあります。130kgを大幅に上回っているチームを除けば、このリスクはどのチームにもあります。これを変更するためには、体重計測は登録時のみに限る、などの規定をルールに追加することが必要だと考えています。)

3)ロアマスト長(デッキ-ハウンズ間の長さ)の計測方法
サイドテンションをどの程度入れるかによって長さが異なるため、計測方法を厳密に定義する必要があるということが話されました。
今回のイギリスワールドでは、艇を横倒しにしないで2階のテラスから計測したようです。この状態ではサイドテンションをかけずに計測できますが、横倒しにする場合、テンションの入れ具合によってはマストが曲がって計測値が短くなり得ます。これを防ぐために計測方法を定義する必要があるという意見が出されました。

ロアマスト長の計測では通常、サイドステイに軽くテンションがかかるぐらいで計測します。
艇を横倒しにしないで(船台に乗ったままの状態で)計測する方法は手間も削減できて良いのですが、できる施設が限られてしまいます。江の島のようにちょうど良い階段などがあると良いのですが。標準化という点では、どこでも同じ手法でできることが必須です。

4)ハルのみを購入してフィッティングした場合の計測
オーストラリアの新艇の半分はベアハルで購入して自分でフィッティングされています。装備品の位置などの仕様はクラスルールに規定されておらず、メジャラーが関与する余地がありません(計測で可否を判定できない)。この点について有利不利が生じないような対策が必要との見解が示されました。

5)レトロフィットのセンターケースの取り付け方法
クラスルールの改定により、センターケース内の詰め物(packing)の改造が可能になりました。新艇(2017年前後から供給されている艇)のセンターケースと同じ形状にすることを許可するルールになっています。今回のワールドではイギリスやオーストラリアから、実際に改造した艇が参加していたようです。
クラスルールでは詰め物は船底の水平線より出てはいけないことになっていますが、改造を施した艇の一部でわずかに超えている事例が見られたようです。ただしそのはみ出した範囲と形状は新艇と同様で、これは新艇のスペックを模倣したものだと考えられます。クラスルールの条文からすると違反と考えられますが、新艇と同じスペックへの改造を認めようとするのがクラスルール改定の主旨だったこともあって、当該艇の参加は認められたようです。今後クラスルールを正式に変更していくことを検討していくことになりました。

図で表してみました。ただ私も実物を見たわけではないので、正確に反映しているとは言い切れません。

2019年9月6日金曜日

2019年度第2回理事会の概要

2019年度第2回の理事会を開催しました。
詳細な内容については、テーザー協会理事もしくはフリートキャプテンにご確認をお願いします。

日時:2019年8月31日(土)13:00~17:00
場所:三田いきいきプラザ(関東)植田理事自宅(関西)
出席者:田中、軽部、軽部香(関東会場)、植田、石川、渡辺、黒谷(関西会場)

1.報告事項
〇会長より
・2019年理事会の開催:第3回を来年1月か2月に開催予定。
・関西WMGの案内とチャーター艇の募集情報をMLで配信した。
・WTCからセールのロイヤリティの配分について連絡があった。
・ロアマストの素管の在庫が少ないことが問題になったが、北米に在庫(数年分)があることが判明した。
・2021年北米ワールドは2021年9月、シアトルでの開催が予定されている。
・2019年WTCの対応:リージョンレポートと関西WMGの案内をした。議事録はWTCのホームページに掲載されている。
・テーザー宣伝ムービー+蒲郡ワールド映像を公開した。
・イギリスワールドでの事故についてJSAFに報告の要否を照会中。
〇各担当理事より
・イギリスワールドおよびWTC会議とメジャラー会議の内容を報告した。
→WTC会議、メジャラー会議の概要はJTA通信に掲載する。
・JTA会計からのワールドコンテナ補助費について報告があった。後日、総会に諮る。
・JTAのマーク(ブイ)購入予定について検討。
・来年度のイベントについて、オリンピックの影響や今年度の参加状況を踏まえた予定を検討した。

2.協議事項
(1) 全日本選手権@蒲郡について、レセプションや施設、備品の準備について検討した。
(2) 年次総会の準備について検討した。例年と同様に9月末の予定で事前に資料を配信する。当日はペーパーレスで行う。
・C6の不適用レガッタを見直すことについて意見交換した。
→会員からの提案として総会で審議する。
・コンテナ費用について
海外ワールドに参加する1チームあたりのコンテナ負担額を定額にする方法についてシミュレーション案に基づいて検討した。
→引き続き検討する。
(3)次期理事会体制の検討状況について報告した。
(4)2021関西WMGについて
エントリー開始までにチャーター艇を確保するため引き続き情報を集める。
新艇チャーターの方法について検討した。
新艇購入希望者の情報も募集する。

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