2010年9月4日土曜日

クラスルールC6に関するWTCA情報の日本語訳(4)

下記は、「Alistair Murray's reply to Frank's response on the crew weight rule」の日本語訳です。(国際事務局)
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クルーウェイトルールに関するFrank Bethwaiteの回答に対するAlistair Murrayの返答

フランク様

テーザークルーウェイトルールに関する小生の書簡に対し、ご回答をいただけましたこと、感謝いたします。ご回答内容について数日かけて熟読吟味し、貴兄の言わんとされることをすべて考慮いたしました。加えて、もともとの書簡をお送りしましたテーザー関係の主要な方々に対し、貴兄のご了解を得たうえで、貴兄の手紙を回付させていただきました。これは、議論を促すためであり、貴兄も小生もその有用性を認めているものです。

NS14クラスで起きたことについての貴兄の説明を読んでとても興味を持ちました。そのクラスのみならず、NOVAおよびテーザーについて貴兄は幅広い経験をお持ちです。NS14クラスで起きましたことの結末について述べられたことを本当に理解することができました。すなわち、「速い帆走技術を持つ軽量チーム」がクラスに参入したことにより、300lbsのチーム(多くの女性を含みますが)がレースで競えないようになってしまったことを理解できました。同じように、このNS14クラスでの展開が、テーザーでのクルーウェイトルールの制定につながり、いかにテーザーの発展に貢献したか、についても理解すると同時に高く評価する次第であります。

しかしながら、私の見解では、テーザーとNS14のあいだには根本的な差異があると考えておりまして、このあいだの書簡にて述べさせていただきましたようなウェイトルールを撤廃するための議論の根拠となっています。この差異とは、レースで競いあう際にもっとも有利となるクルー重量についてです。小生にははっきりと分かっているのですが、幅広い条件にわたってNS14を帆走するためのもっとも有利なクルー重量は115から120kgです。一方で、テーザーのもっとも有利なクルー重量は140kgです。これに基づいて、小生は以下の質問を投げかけさせていただいたのです。「130kg未満の軽量チームは、すでに不利な状況にあるように思えるのに、何故さらに重りというペナルティを課すのですか?」

もっとも有利な重量が140kgであると小生は信じていますが、それを裏付けるために、Airlie Beachにおける最近の全豪選手権での次の事実を考えてみてください。

・レースのスタート時における風速は7knotsから14knotsのあいだにあり、10レースのうち7レースでは10knotsから14knotsでのスタートでした。軽風のレースとは言えなかったし、もちろん強風でのレースとも言えませんでした。
・10位までにフィニッシュしたチームのクルーウェイトの中央値は139.9kgでした。
・クルーウェイトが130kg未満のチームは、20位以内に入れませんでした。
・10位までのチームのクルーウェイトは132.2kgから147.9kgの範囲にありました。20位までのチームのクルーウェイトは131.4kgから154.6kgの範囲にありました。
・1位のクルーウェイトは139.1kg、2位は137.0kg、3位は143.6kgでした。

フランク様、貴兄は小生に次のように要請されました。「私の考えをぜひ考慮してください。そして貴殿が見てきたものに付け加えてください。そして、テーザークラスが万一クルーウェイトルールを撤廃したとしたら、将来にわたってどんなことが起こると考えられるか、再考してくださるようお願いいたします。」

確かに、軽風の「名人」が参入してきて軽風の選手権に勝ってしまうことがあると思います。またいつか、貴兄の表現を借りれば「速い帆走技術を持った軽量チーム」が無敵の存在になることもあるでしょう。

しかしながら、小生は、そのような範疇に入る人々が現在のテーザークラスに魅力を感じるとは思えないのです。そして、それはクルーウェイトルールがなかったとしても同様だと思います。

要約しますと、小生はクラスでもっとも有利となるクルーウェイトは140kgであると確信していますが、クルーウェイトルールが撤廃された場合には、小生の考えでは、次のようなことが起こると予想しています。

・130kg未満の軽量チームの成績は向上すると思われますが、主要なレガッタで勝つまでには至らないでしょう。
・軽量のチームがクラスにより魅力を感じるという利点を生じます。
・女性たちは、現在と同じくらいに、テーザーに乗ったり、レースに出たり、社交活動に参加することを楽しむことでしょう。
・ルールが変わったからといって、だれもクラスから離れることはないでしょう。
・レガッタの運営が簡素化されるでしょう。
・クラスがさらに繁栄していくでしょう。

最後になりますが、フランク様、この話題についてさらに議論が起こることを小生は心から望んでいます。また、貴兄の考え方に含まれているかもしれませんが、代替の、より良いと思われるルール案があればその提案も歓迎したいと思います。ともあれ、とことん議論を尽くしましょう!
提案を受け止めてくれる広い心をお持ちくださっていることに感謝いたします!

よろしくお願いいたします。

(署名)
Alistair Murray

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