2011年11月14日月曜日

2011イギリスワールド WTC会議、メジャラー会議の報告

山本です。2011イギリスワールドのWTC会議、メジャラー会議の報告です。

まだWTC側から議事録は出ておりませんが、こちらで作ったものを載せます。後日解釈等で変更が出た場合は、確認をしてから変更いたします。ご容赦ください。

今回現地で色々な人から 震災の件で心配、お悔やみ、等の言葉をもらいました。特にスペンサー氏等何人かは胸が熱くなるような
弔意をもらいました。ジョン、トリップから頼まれた開会式のスピーチでは、震災の件は触れる程度でした。が WTCでクリス等から
な にか震災の件でしてもらいたい事あれば言ってくれといわれました。そこで閉会式のスピーチでは、‘弔意に対する感謝と、してもらいたい事はないが、震災は どこの国でもいつ起こるかわからない、大事なのはテーザーセーラーどうしが心配しあい、つながっているという事だ。という気持ちをスピーチしました。

2011年メジャラー会議
日時:2011年9月18日
場所:Torbay Royal Yacht Club 1階会議室
出 席者: Graham Hanna, Chris Parkinson, Gary Brandt, Constantijn Udo, Katsumi Watanabe, Haruyuki Yamamoto, Nicole Kidman, Richard Spencer, Helen Spencer, Shelly Macy, Yoji Ishikawa, Mayuko Yamazaki

1.JTAからの提案
a. テーザー固有パーツ、汎用パーツ
サイズや型式、あるいはメーカと型番を指定し、クラスルールに記載することを提案した。
それに対して、汎用パーツについては、今既に特定メーカから出ているとの反応があった。固有パーツについては、設計図等を各国の信頼できるメーカーに渡し、作らせてはと提案したが、机上には載せフランクには聞いてみるが、どう答えるかはわからないとの事。
バックプレートに関しては、既に販売されたものは、グランドファーザールールでokもらった記憶有り(再度要確認ですが)

b. プラスティックガジョン
プラスティックガジョンの使用を提案した。
クリス、パーキンソンから、プラスティックガジョンは耐久性に問題があるとの指摘有り。山本会長(私)から、最近のものは品質が良くなっていると聞いているが?と意見したが、最近の物も、実際にトラブルがあったとのこと。で受けいられず。

c. フォアステーのアジャスター
ルールに明文化する方が良い、と提案した。
提案リージョンの北米もそれほど積極的ではなく、現状で問題ないと明文化されないこととなった。

d. クラスルールの改定提案
以下の提案をした
C2.1(c)
「G1.2により計測したジブ」とあるが、G1.2は存在しない。G1.1の単純ミスな
ので、修正を求む。計測でOKの出た2枚のジブをレガッタ中に自由に交換できることを明文化してほしいと提案した。
いずれも承認され、WTC会議に提案することとなった。

C1.5
セールナンバーの、字の大きさを規定しているが、全ての文字の幅が200mm以上と
規定している。幅の規定から1とIを除いてほしいと提案した。
承認され、WTC会議に提案することとなった。

2.カーボンファイバーマストへの移行
Parkinsonから説明があり、承認された。

3.各国の状況
日本からは、和歌山ワールド以降のレガッタ・練習会などについて報告。
艇数は増えているか?との質問があったが、全体の艇数は増えておらず、活動者数は僅かに減っていると回答した。

3.新しいラダーヘッドの紹介
現行のデザインでは強度に問題がある為、強度を高めた新しいラダーヘッドを開発したとのこと。メジャラー会議では実物を見ることはできなかった。


2011年WTC会議
日時:2011年9月19日
場所:Torbay Royal Yacht Club 1階会議室
議事進行:
President: Pete Ellis
Executive Secretary: Chris Parkinson
Chief Measurer: Graham Hanna
そ の他出席者: John Tripp, Gary Brandt, Constantijn Udo, Haruyuki Yamamoto, Nicole Kidman, Richard Spencer, Helen Spencer, Shelly Macy, Yoji Ishikawa, Mayuko Yamazaki, Atsushi Inoue, Mike Paynter(Skypeでの参加)

1) クラスルールの変更について
① C.2.1とC2.2
C2.1とC2.2の投票について、イギリスは投票していないことに関して、John Tripp氏より棄権である旨の意思表示があり、投票が可決した。
② C.1.5 
セイル番号の規格について「l」と「I」について例外を認めるべきとするJTA提案(添付資料1)について、提案通り可決。
③ C.2.1
・G.1.2が存在しない点については、明らかな間違いなので修正すべきと、JTA提案(添付資料1)通り可決。
・ 計測されたジブは、レース・コミッティーの許可を得なくてもレガッタ期間中に交換できる、という点についてa) 現行の文言は曖昧であり、明確にすべきということ b) 計測を終えているジブは交換の際に許可を得なくても良い(=2枚のいずれを自由に使っても良い)という解釈については、いずれも異議なし。
規定上 の具体的な文言については、正確な解釈になるよう委員会で案を作成し、(これはルールそのものの変更ではなく、単に表現上の変更という理由から)草案が出 来次第、持ち回り決議とすることで可決。(“may be replaced”という提案の文言を、“may be interchangeably used”という表現がよいのではないか?とMrs. Spencerより提案あり)
(以上、JTA提案(添付資料1)参照)
④ ジブハリヤードのクラムクリートの代わり、スイベルブロックの利用を認めるべきであるという北米からの提案に関しては、各メンバーの間では、ルール化は必要ないのではないかという意見が多数を占め、提案は取り下げられた。

2) カーボン・ファイバーマストへの移行について
・Chris Parkinsonが、デザイナーのFrank Bethwaiteに代わって説明。すなわち、CFマストへの移行について、トライアイルを行うのに期が熟しているとの考えを持っており、移行に肯定的であるとのこと。

・それ以外の確認事項としては
-2ピースのマストであること
-ダイヤモンドはなくなる
-性能はアルミ製よりも上がる
-既存のマイラーセールに合うものであること
-マストのローテーションが簡単になる
-価格が既存のマストより安くなる

・JTAからの問題提起(WTCに文書で提出(添付資料2)、及び会議中に進行役が読み上げた上で議論)
(問題提起)
① 移行期間をどれくらいになると想定しているか
② 移行期間におけるレースの公平性をどのように担保するのか
③ CFの低価格はどのくらい可能性があるのか

(議論内容)
① WTCに提出されたDesigner’s Report(Webサイト参照)によると、製品の生産が始まるのは2013年-2014年目処。生産が始まれば、試合に勝ちたい人は早々にCFに移行するとの見立て。
② CF製品がほしい人に対して市場に製品が出回っていない状況は不公平なので、CF解禁時点で、需要に対し充分な数の製品が供給できるような体制を作ることで、公正性を担保できる。
③ 何%下がるかは断定できないが、現行よりも安くなることを想定している。

WTCとして、移行へのトライアルを行うことで、賛成多数で可決。
(注: これで完全に移行することが決定したわけではないが、日本チームがそもそも「トライアルとはどんなことをするのか?」と質問したところ、最終的な移行を前 提とした移行期間としての要素が強いとの見方が多数、トライアルの具体的な方法については未定。 トライアルを経て出てきた意見に基づき、マストの仕様が 若干変更される可能性はあるとのこと。)

また、CFマストに移行するにあたり情報の錯綜、誤った憶測を防ぐため、各国が個別に対応するの ではなく、WTCAのウェブサイトにて、情報及び見解を統一して出す点について合意。(CFマストの導入に関する情報は、各国のテーザー協会HPから WTCAのHPへ誘導をする。日本のように翻訳が必要な国については、WTCAサイトの内容を翻訳して掲載)

別々のパーツの素材が違う場合組み合わせが可能かなど、WTCの場で明確な回答がなかったものもある。

3) C6 体重調整の項目について
JTAから2010年の全日本でアンケートを行なった結果の概要を報告。
こ れに対し、デザイナー(Frank Bethwaite)はC6削除には反対の意向の説明がある(デザイナーにはクラスルール変更に対する拒否権もあり)。付記に、適切に行われたトライアル に基づいた統計分析があれば、ルール変更を考える心構えはあると言及したとの記述あり(He indicated that he may be prepared to consider a change to the weight rule if it was based on statistical analysis from an appropriately run trial)。

4 ) 2013 World Championships 米国オレゴン州The Gorge開催
前回の開催時よりも、レストランも増えており、アジアからのフライトアクセスも良い。

5) 2015 World Championshipsオーストラリア(予定)
順 番上では、2015年はオーストラリアが開催国。パースの南に位置する町(South Perth地名要確認)が、ホスト地として立候補している。オーストラリア・テーザー協会もこれを後押しする意向。WTCとしては順番以外でも、例えば ヨーロッパやアジアで良い場所があれば、検討したいとの柔軟な姿勢。

6) ロイヤルティ
各国の口座連絡が揃ってから一斉にロイヤルティを分配する予定であったが、一部のリージョン(北米)からいまだ連絡がないため、分配が遅くなっている。10月には分配できるようにしたいとの説明。

7) 各国のテーザー競技ついて報告
JTAからは、震災後は艇の数が若干減少したが、大きな増減はないとの報告。
ま た、今後、同様の自然災害の際には、各国がすみやかに連絡がとれるようパイプを構築していく必要性を提案する予定だったが、今回の震災を受けた対策につい て特に議題にのぼらなかったため、省略。日本へのお見舞いや激励の言葉に対する謝意はWTCに提出した文書の中で述べた。
英国は、昨年当地で全英選手権を実施。
ヨーロッパでは、最近ドイツに艇があり現地で確認。イタリアにも艇があるとの情報あり。
北米は、減少傾向に歯止めがかからず。

8)次期WTC Presidentの選出
Michael Paynter(Skypeで参加)が選出された。Secretary、Chief Measurer は留任。

9) その他
Liz Kemmisが執筆した「Tasar –A Bethwaite Legacy」は、テーザー競技者にとって大いに価値のあるものであり、本大会期間中、陸上本部で購入できる。また、今後、各国のテーザー協会を通じて販 売される予定。出版費用のA$7,700がWTCから拠出されることを可決(マイラーセールのロイヤルティより拠出)。初版は500部刷。A$14/冊。 各国の希望冊数は、後日メールが送付されるので、それに返信する。
(John Trippより、 書籍の経費に占める輸送費の割合が大きいので、各国ごとに出版社にお願いしてはどうかという意見もあったが認められなかった。)

以上 

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