テーザークラス規則A5.1に「このクラス規則はERSと共に読まれるべき」と規程されています。
ERSとは、ISAF(国際セーリング連盟)が定めたThe Equipment Rules of Sailingの頭文字で、「セーリング装備規則」と訳されています。
JSAF(日本セーリング連盟)が発刊している、「セーリング競技規則」には、このERSの日本語訳も含まれています。
関連する用語の定義や、計測する際の計測場所の定義、建造された艇が「そのクラスの艇」であることを認定する手順、その後の管理、大会における計測の方法などが定義されています。
テーザークラス規則の中で、「ボールド体(ゴシック体)で表記されている部分」は、その用語がERSに定義された意味で使われていることを示しています。対応する用語の意味は、ぜひERSでご確認ください。
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ERSは、
・建造された艇は、メジャラーが計測し、そのクラスの艇であることを証明する
・証明された艇には、計測証書を発行する
(多くの場合、同時にセールナンバーを発行する)
・証書情報は、証明書を発行した機関(各国協会)が管理する
というケースを標準として定められているように感じます。
しかし、テーザークラス規則B3.1で、「計測証明書は発行されない」と規程しており、ERSが前提としている運用とは合致しておりません。
しかし、「大会計測のあり方」などについて、日本テーザー協会ではERSに沿った運用を実施いたしますので、ERSも是非ご一読ください。
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ERSの制定にあわせ、JSAF内に「ワンデザインクラス計測委員会(ODC計測委員会)」が設置されました。日本テーザー協会では、発足時より当協会メジャラーを、該委員会の委員に加えていただいています。
ODC計測委員会では、ERSに定めれた作業が可能となるよう、計測員の認定・管理を実施しております。テーザー協会もメジャラーをはじめ、数名が計測員に名を連ねております。JSAFサイト内の、ODC計測委員会のページにリストが掲載されています。
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